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今回は水道の歴史(日本)について話したいと思います
日本の水道の歴史は、江戸時代までさかのぼります。
水道が無かったころ、川や井戸の水を汲んで生活用水として利用していました。
移動手段も人の足が主流だった時代、水の運搬は容易ではなかったでしょう。
日本の上水道は、江戸幕府を開いた徳川家康が、1590年に神田・日本橋方面に給水するための小石川上水を作りました。
これが日本の水道の始まりと言われています。
江戸幕府はその後も発展を続け、人口も増加していきました。そこで幕府は多摩川の水を江戸に引くという、壮大な計画を実行に移します。
工事は1653年に開始され、わずか8か月で羽村取水口から四谷大木戸までの水路が完成。旧小石川上水は多摩川上水となりました。
多摩川上水は水源から水門まで約43キロメートルの距離があるにも関わらず、その高低差はわずか9メートルという緩勾配となっています。
ポンプなどを使用しない土地の作りを活かした方式には、当時の人々の測量や施工技術と知識の高さがあらわれています。
明治時代になると欧米に倣った都市作りが進み、それに伴って水道にも大きな変化が起こりました。
当初、水道技術は鉄道交通・建築などの分野に比べて発展が遅れていましたが、水路の腐食による水質の悪化や原水の沈殿、濾過・浄水技術がないため水が汚れ、汚水が上水に流入してしまうなどの問題が起こるようになりました。
明治20(1887)年に、ろ過で水質の処理を行ったきれいな水をポンプで送水する現代水道が、横浜で始まりました。
こうした水道の整備は、病気の流行対策につながるだけでなく、大きな消防効果ももたらすこととなります。水道の発展とともに人々の生活レベルは向上していったのです。
普段何気なく使っている水ですが、こんな歴史があったとは・・・困窮するからこそ、色々な技術や見識が開花するものだと実感しました
まだまだ、たくさんご紹介したいのですが、ネタが尽きてしまうので、この辺りで・・・・
積算の濱地でしたーー